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中国で生まれイギリスで育った紅茶

紅茶のルーツは中国茶にあり、ウーロン茶がその元祖と言われています。紅茶の葉はツバキ科の植物で、その原産地は中国の南西部にある雲南省です。この土地で、5000年もの昔からこのツバキ科の植物の葉を使ってお茶が作られていました。はじめは大変貴重な飲み物であったため、一般庶民の口に入ることはなく、貴族や階級の上の方の人たちだけが飲める不老長寿の薬として珍重されていたようです。それから3500年ほど経った西暦500年代ごろになって、ようやく広く庶民の間でも飲まれるようになりました。この時代に飲まれていたのが現在のウーロン茶に近い半発酵のお茶で、西暦1600年代になってヨーロッパへと伝わっていきました。この時代はヨーロッパの多くの国が発展を遂げ、ヨーロッパからアメリカ、アジアへの大航海を行い、様々な食品や芸術品、日用品が貿易品として流通していました。その中の一つが中国のウーロン茶でした。ウーロン茶はイギリス人たちに特に気に入られ、中国で飲まれはじめた時と同様に、貴重な東洋の薬として飲まれていました。その後、多くの商館を置いていたインドでお茶の木の栽培を推し進め、イギリス人の舌に合った完全発酵の紅茶が作られるようになりました。1600年代後半には、宮廷内で当時は高価であった砂糖を入れて飲む文化もうまれ、ますます紅茶はイギリスで普及していきました。このお茶が世界中へと輸出され、紅茶として世界中の人が愛する飲み物へと成長していったのです。

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